PDF-FD療法のご案内

Plasma Derived Factor-Freezedry

PDF-FD療法

整形外科の医師による新しい治療法PDF-FD療法

整形外科における再生医療

“「自己治癒能力」によって修復を促す医療“

ケガや病気、あるいは年齢を重ねて失った機能を、薬ではなく人のからだの「自己治癒能力」によって修復を促す医療のことです。トカゲの尻尾は切ってもまた生えてくることが再生医療のたとえに用いられますが、誤った期待をさせる表現です。再生医療では組織を再生できるわけではなく、機能を再生することで炎症を抑え、修復を促す治療です。組織や機能が完全に失われる前に治療行う事が重要です。基本的に自身の血液や細胞を用いるため、副作用の可能性が極めて低い治療です。当院では、膝だけでなく肩・股関節など、あらゆる場所の治療を提供します。

療法について
  • ●PRP(Platelet Rich Plasma 多血小板血漿)療法
    切り傷をした際にかさぶたができて治る過程では、自身の血液中の血小板から分泌される成長因子が組織の修復を促す大きな役割を果たしています。この「自己治癒能力」に期待して、関節に限らずあらゆる損傷部位に投与することができる治療です。痛み等で困っている際に採血した当日に損傷部位に投与して治療を開始する事ができます。
    ※当院では2025年の提供開始に向けて準備しています。
  • ●フリーズドライPRP療法
    ご自身の血液を用いた治療である点はPRP療法と同様です。血液を専門の細胞培養加工施設で成長因子のみ抽出してフリーズドライ加工します。血球成分がないため、投与後の反応性炎症が生じにくいとされています。
    当院では、PDF-FD (Plasma Derived Factor – Freeze Dry) (Waqoo社)を提供します。

整形外科における再生医療

PDF-FD療法とは

“新しい治療法、PDF-FD療法“

今まではヒアルロン酸注射などで痛みを抑える『保存療法』か、関節を人工関節に置き換える『手術療法』しかありませんでした。しかし、2022年12月より血液の自己修復機能を使った 『PDF-FD 療法』が登場しました。従来の治療法では望むような効果が得られなかった方、手術を受けるのに抵抗がある方、将来の痛みを予防したい方に対する、治療の可能性が広がりました。

PDF-FD療法

PDF-FD療法

PDF 療法とは、Plasma Derived Factor – FreezeDry(血漿由来因子)療法の略称で、患者様ご自身の血液に含まれる血漿から成長因子を抽出し、濃度を高めて注入することで、より多くの成長因子(*)の作用が期待できる局所注射の治療法です。
関節症などの治療法には、ヒアルロン酸注入や人工関節手術等がありましたが、PDF-FD 療法はその間に位置する新しい選択肢(自由診療)です。

*成長因子とは

成長因子とは、細胞の成長や増殖を促す様々なタンパク質の総称で、1万以上もの種類があると言われています。 患者様ご自身の血液から抽出した血漿にある成長因子により、炎症を抑える働きや患部の治癒を促進する働きなどが期待できます。

成長因子の働き

PDF-FD療法の効果

“成長因子3つの効果“

成長因子には、主に3つの効果があるとされております。
*ただし、効果を保証するものではありません。

成長因子の効果1
「炎症(腫れや痛み)を抑える効果」
成長因子の効果2
「傷んだ組織の修復効果」
成長因子の効果3
「軟骨を保護、悪化の予防の効果」
こんな方におすすめ
  • ✔ Check 1
    膝の痛みが慢性化してしまった
  • ✔ Check 2
    ヒアルロン酸注射で痛みが改善しなくなった
  • ✔ Check 3
    入院や手術をしたくない
  • ✔ Check 4
    一度の治療で長期的な効果を求めている
  • ✔ Check 5
    できるだけ短期間で治療したい
  • ✔ Check 6
    治療に伴う副作用が不安

PDF-FD療法の報告例がある疾患
PDF-FD療法の報告例がある疾患

PDF-FD療法の特徴

“予防や回復を目指す新しい治療法“

『PDF-FD療法』は回復が難しいとされているひざ・関節の症状悪化を食い止め、機能回復を目的とした治療方法です。また、予防として取り入れることで「ひざ・関節寿命」の延伸に繋がると考えられます。

PDF-FD療法の良い点
  • ●リスクの少ないオーダーメイド治療
    患者様ご自身の血液をもとにしているため、血液感染症や副作用などのリスクが少ない患者様に優しい治療法です。40代~90代の方まで幅広くお使いいただけます。
    ※副作用については個人差があります。
    ※赤み、痛み等の注射部位反応が起こることがあります。
  • ●お好きなタイミングで治療可能
    採血後、約2~3週間後から治療可能です。なお、血液加工後は最大6か月間保存可能なため、医師とご相談の上、治療のタイミングが自由に選べます。
  • ●入院不要(日帰りOK!)
    注射1本での治療の為、入院や手術は不要です。日帰りが可能ですので、普段のお仕事がお忙しい方にもお受けいただけます。
  • ●効果の持続期間が長い(※個人差があります)
    一般的に、PDF-FD療法の効果の持続期間は約1年〜1年半と言われています。従来の治療法であるヒアルロン酸を使った保存治療では持続時間が約1週間~2週間であることを考えると、持続期間の長さが伺えます。
  • ●アレルギー反応や感染症リスクが低い
    PDF-FDは、患者様ご自身の血液をもとに生成されます。そのため拒否反応や感染症のリスクが極めて低いとされています。アレルギー反応や感染症リスクに対する不安が少なく、安心して治療を進めることが出来ます。

予防や回復を目指す新しい治療法

治療の流れ

治療は簡単な5stepで完結

1

●ご来院
ご来院いただいた後、受付や看護師にお気軽にお申し付けください。

ご来院

2

●診察・検査・適性診断
当院にて医師の診察等を基に患部の状態を詳しく把握し、治療歴等を伺いながらPDF-FD療法の適性を判断します。

診察・検査・適性診断

3

●採血
患者様の疾患・施術内容に応じて加工に必要な採血量をお取りします。

採血

4

●血液加工
提携加工施設にて2~3週間程度かけ、血液を加工します。

血液加工

5

●治療(注射)
医師が患部内に注射します。(※5~10分程度)
治療後は入院の必要はなく、そのままお帰りいただけます。

治療(注射)

注入後のご注意点

※注入当日はアルコール摂取はお控えください。

※注入当日はシャワーは問題ありませんが、入浴はお控えください。
(注入部位は翌日から浴槽につけていただいて問題ありません。)

※注入部は清潔に保つよう心掛けてください。

もっとよくわかるQ&A

Q.保険適用や医療費控除の対象になりますか?

A.現状、保険適用ではございません。
現状、保険適用ではございませんが、医療費控除の対象となります。 詳しくは、関係各所に必ずご確認ください。

Q.効果はどれくらい持続しますか?

A.およそ1年で、長い方だと2年持続する方もいます。
効果には個人差があります。

Q.何歳でも受けられますか?

A.10~90代まで実施した事例がございます。
また、重度な症状の方でも実施した事例がございますので、まずは担当医師にご相談ください。

Q.持病がある場合でも受けられますか?

A.がん治療中の方と人工関節部位はお控えください。
詳しくは担当医師にご相談ください。

費用について

PDF-FD療法は保険適応外の治療です。そのため費用は、全額自己負担となります。

費 用
132,000(税込) 
※基本プランは注射2回分の料金

担当医師の紹介

林 信実
整形外科 医員

林 信実

(はやし まこと)

専門科
整形外科
外来担当日(曜日・診察帯)
金・午前診
膝・股関節
PRP療法
外来担当日(曜日・診察帯)
金・午後診
専門分野
股関節、膝関節
出身大学
神戸大学
資格所属学会、指導医、
専門医、認定医等
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
  • 人工関節学会
メディア掲載
人工関節と関節痛の情報サイト「関節が痛い.com」
『先生があなたに伝えたいこと』インタビュー記事
お問い合わせ
治療についてもう少し詳しく聞いてみたいという方は、医師にお尋ねください。治療内容について詳しくご説明いたします。
お申し込み・ご予約
治療を希望される場合は、直接来院いただき、採血の日のご予約をお願いいたします。