少子高齢化が進み、医療機関は今、時代のニーズに応えるべくその機能分化が求められています。当院では急性期医療と慢性期医療の２つの柱を軸に、地域の皆様が求める医療に応じた地域密着型の医療機関を目指しております。

急性期医療においては、各種内視鏡検査・内視鏡手術をも備えた消化器内科、お勤めをされている方でも夜間に治療が受けられる時間帯を設けた人工透析療法の２つを柱とし、専門的な治療が出来る医療機関として充実すべく努力しております。また、循環器内科・呼吸器内科のように高齢者に多い内科疾患における科目の充実、泌尿器科・神経内科のように今後一層必要とされる科目の診療も補完的に行っております。

慢性期医療においては、併設の居宅介護支援事業所・訪問看護ステーション・訪問介護ステーション・通所リハビリテーション（デイケア）・通所介護事業所（デイサービス）との連携により、出来うる限り病棟での治療から在宅での治療（在宅医療）への移行を大きな目標としております。そのため、リハビリテーションの強化、心ある介護の実践を徹底してゆく所存です。

以上の体制で、地域の皆様の疾病予防・健康維持増進に貢献できるよう努力して参ります。

2022年10月1日
西京都病院 理事長  吉岡 豊一