脊椎脊髄外科の主な症例(頚椎(くび)の病気)
脊椎 脊髄 外科 の
主な症例
頚椎 (くび)の病気
頚椎の真ん中には脊柱管(せきちゅうかん)と呼ばれる脊髄の通り道があります。
加齢による椎間板の膨隆や骨の棘(写真1)、椎間板ヘルニア(写真4)、後縦靭帯骨化症(写真2)などが加わると、脊柱管が狭窄し、脊髄が圧迫され、手足のしびれや動きにくいなどの症状が出ます。転倒や事故をきっかけに脊髄損傷となる場合もあります。環軸椎亜脱臼により歯突起後方に偽腫瘍という腫瘍ができて脊髄が圧迫されることもあります(写真7・8)。
これらの治療として、薬物による保存治療、エコーガイド下頚椎神経根ブロック治療(写真5)、以下の手術を行っています。
● 手術
頚椎椎弓形成術(写真3)、頚椎椎弓切除術、頚椎後方椎間孔開窓術、頚椎前方除圧・固定術(写真6)、頚椎後方固定術、環軸椎固定術(写真9)、後頭骨頚椎後方固定術
主な症例と治療・手術
(写真1)
頚椎症性脊髄症 MRI
(写真2)
頚椎後縦靭帯骨化症 CT
(写真3)
頚椎椎弓形成術
(写真4)
頚椎椎間板ヘルニア MRI
(写真5)
エコーガイド下頚椎
神経根ブロック治療
(写真6)
頚椎前方除圧・固定術
(写真7)
環軸椎亜脱臼 レントゲン
(写真8)
歯突起後方偽腫瘍 MRI
(写真9)
環軸椎固定術